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Hib、肺炎球菌など6ワクチンの定期接種化を要望◆Vol.12

レポート 2010年10月19日 (火)  村山みのり(m3.com編集部)

10月18日、厚生労働省の感染症分科会予防接種部会・ワクチン評価に関する小委員会(委員長:岡部信彦・国立感染症研究所感染症情報センター長)において、予防接種法における位置づけを検討しているワクチンについて、各作業チームが中間報告を行い、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌、HPV、水痘、おたふくかぜ、B型肝炎の6疾患について、「ワクチンを定期接種化すべき」と提案した。また、既に定期接種対象となっている百日せき、ポリオについても、被接種者の拡大や接種回数の見直し、不活化ワクチンの導入などを要望した。 ワクチン評価は、作業チームが、予防接種部会に提出されたファクトシート(『Hib、肺炎球菌など8ワクチン、予防接種法の対象かを検討』参照)に基づき、対象疾患の個人・社会に及ぼす影響、効果・安全性、医療経済的評価、必要な接種率、ワクチンの導入可能性、などの視点から行った。作業チームの構成者は、国立感染症研究所メンバー、臨床、医療経済、感染症疫学の専門家など、1チーム5-7人。 Hibについては、肺炎球菌コンジューゲートワクチン(小児用)、肺炎球菌ポリサッカライドワクチン(成人用)...