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過去最低の割合に、大学での研修者、2010年度マッチング最終結果

レポート 2010年10月28日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

医師臨床研修マッチング協議会は10月28日、2011年4月からの卒後臨床研修先を決める2010年度医師臨床研修マッチングの最終結果を公表、大学病院に決まった研修者は、前年の49.7%から47.9%に低下、2004年度(マッチングは2003年秋に実施)の臨床研修の必修化スタート後、過去最低の割合になった(大学別ランキングは、『「定員100%充足」の大学は半減、2010年度マッチング 』を参照)。一方、臨床研修病院は前年の50.3%から52.1%に増加(昨年度については、『「大学離れ」はいまだ続く、2009年度マッチング』、『100%充足は13大学に増加、2009年度マッチング』を参照)。 2004年度の必修化前、大学病院での研修者は約7割に達していた。これに対して、マッチングの初年度に当たる2003年度(研修開始時期は2004年4月)は58.8%、以降、徐々に低下し、2004年度52.7%、2005年度48.3%、2006年度48.8%、2007年度49.1%、2008年度49.1%、2009年度49.7%と推移していた。 都道府県別に見ると、東京都の病院の募集定員は前年より48人増の計...