「定員100％充足」の大学は半減、2010年度マッチング

医師臨床研修マッチング協議会が10月28日に公表した2010年度医師臨床研修マッチングの最終結果のうち、79の大学病院本院のデータを見ると、募集定員を100％充足したのは、2009年度の13大学から6大学に半分以下になったことが分かった（定員充足率とは、各大学の募集定員に対するマッチ者数の割合。昨年のデータは『100％充足は13大学に増加、2009年度マッチング』を参照）。2008年度の100％充足したのは10大学。 90％台は21大学（2009年度19大学）で、以下、80％台12大学（同15大学）、70％台7大学（同5大学）、60％台8大学（同11大学）、50％台10大学（同5大学）、50％未満15大学（同11大学）となっている。 1位は東京医科歯科大で、2位の京都府立医科大学は大きく順位を上げた。一方で、1位を続けていた東京大学は今年度は100％の充足率にはならず、11位に。 全般的に定員充足率が低下しているのは、マッチング参加者に占める大学病院での研修者の割合が、前年の49.7％から47.9％に低下したことが影響している（『過去最低の割合に、大学での研修者、2010年度マッチング...