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病棟配置のコメディカルにも診療報酬の評価必要◆Vol.11

レポート 2010年11月19日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「チーム医療推進会議」の「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ」(座長:山口徹・虎の門病院院長)の第2回会議が11月19日開催され、チーム医療について、4人のワーキンググループ委員へのヒアリングが行われた。 発表者は、近森正幸・近森病院院長、栗原正紀・長崎リハビリテーション病院理事長、徳田貞久・医療法人禎心会理事長、川越厚・クリニック川越院長。 ヒアリングで浮び上がったのは、患者の高齢化に伴い、栄養管理やリハビリ、口腔ケアなど、原疾患の治療に加えて様々なかかわりが必要であること、また病棟専従のコメディカルの配置が必要であるという点だ。近森氏は、「医療の質を高めるには、十分なマンパワーと業務の標準化が必要であり、コメディカルは病棟配置が求められる。リハビリは診療報酬上で技術評価されているが、薬剤師、栄養士、臨床工学技士などの“サポート部隊”は技術評価が難しい。病棟に配置したスタッフ数などで点数を算定できる仕組みが必要。それが可能になれば、日本の病棟は様変わりする」と指摘した。 栗原氏は、全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会が2009年9月に実施した調査結果(767病...