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「500床以上」の入院は8.2%増、電子レセ分析

レポート 2010年11月29日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

支払基金は11月29日、2010年7月と8月の診療分を電子レセプトで請求した医療機関のデータを基にした「医療費増加の分析」の結果を公表した。全体では前年同月との比較では4.05%増(1カ月の平均)で、2010年度診療報酬改定を反映して、救急・小児科・産科などの「重点課題」のほか、手術関連の伸びが大きい。 今改定以降、4月と5月のレセプトデータを基にした結果を8月に公表しており(支払基金のホームページPDF:23KBを参照)、全般的な傾向は変わらないが、今回は新たに入院分について病床規模別に分析したのが特徴。「500床以上」(420病院)8.2%増、「300~499床」(940病院)6.2%増、「100~299床」(3040病院)4.7%増、「20~99床」(2308病院)4.4%増で、病床規模が大きいほど伸びが大きい結果になっている。 「入院」と「入院外」という区分で見ると、「入院」の伸びが大きく6.58%増、「入院外」1.62%増。これを反映して、入院のウエイトが高い「病院」は4.78%増加した一方、「診療所」では1.58%の伸びにとどまっている。 「DPC」、「手術」、「入院料」が...