医学部定員は4年連続増、2011年度は8923人

文部科学省は12月6日、大学設置・学校法人審議会に2011年度の医学部定員を諮問した。同審議会での審議を経て、12月17日の答申等を得て、12月中に確定する予定（資料は文科省のホームページに掲載）。計26大学で増員、定員は2010年度より77人増の8923人になる見込みで、過去最高。 医学部定員は、1981年度から1984年度の8280人をピークに、以降、2007年には7625人まで減少。2008年以降増加に転じ、7793人（前年度比168人増）、2009年8486人（同693人増）、2010年8846人（360人増）となっていた。4年連続の増加で、2011年度は過去3年と比べれば小幅な伸びだったものの、2007年度比では1298人増。 内訳は、国立が18大学（50人）、公立が1大学（5人）、私立が7大学（22人）。2010年度と同様に、（1）地域枠（19大学、59人）、（2）研究医枠（5大学、6人）、（3）歯学部振替枠（4大学、12人）――の三つの枠組みで増やす（『過去最大を更新、2010年度医学部定員は8846人』を参照）。 「地域枠」を増やしたのは、群馬大学（6人）、千葉大学（5...