後発医薬品、薬価と品目数に異議あり
レポート
2010年12月15日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
中医協の薬価専門部会が12月15日開催され、厚生労働省保険局医療課は、次期薬価制度改革に向けた検討事項を提示、下記の6項目に、少量でも医療上必要な医薬品の安定供給を図るための薬価のあり方についての検討を加える形で、委員の了承が得られた(資料は厚労省のホームページに掲載)。 1.先発医薬品より高い後発医薬品の取り扱いについて 2.後発医薬品の収載品目数と薬価の大幅なばらつきについて 3.内用配合剤について、配合されている成分が特例引き下げを受ける場合の内用配合剤について 4.原価計算方針による算定方法の取り扱いについて 5.新薬の処方日数制限について(2010年10月27日の中医協総会で議論、了解) 6.新薬創出・適応外薬解消等促進加算の検証 15日の薬価専門部会では、このうち1から3について議論。後発医薬品は2010年11月末現在、7347品目(数量ベースで20.2%)あるが、先発医薬品の薬価を上回っていたり、品目数が多く、薬価にばらつきがあるなどの問題点が指摘されている。 具体的には、(1)先発医薬品よりも薬価が高い後発医薬品は、8成分12品目、(2)先発医薬品と同じ薬価の後発医薬品...
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