1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「激変緩和措置」廃止で東京の研修医203人減、厚労省試算

「激変緩和措置」廃止で東京の研修医203人減、厚労省試算

レポート 2010年12月20日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

厚生労働省の医道審議会医師分科会・医師臨床研修部会は12月17日、研修医の募集定員について現在実施されている「激変緩和措置」について、2012年度以降の臨床研修においてどのような対応を行うかを議論した。同部会は、2011年1-2月までこの検討を進め、3月中に結論を得て、通知等による明確化を行う予定。2012年度開始の研修プログラム変更等の届出締め切りは4月末。 現在の激変緩和措置は、募集定員に関し、(1)都道府県別の募集定員上限を「各都道府県の研修医受入実績から10%以上削減しない」とする、(2)臨床研修病院の募集定員を「2010年度研修の内定者(マッチ者)の実績を勘案して設定する」とする、の2つ。また基幹型臨床研修病院の指定について、「新たな指定基準を満たさない基幹型臨床研修病院は、一定の条件の下で2012年3月末まで指定を継続する」との措置がなされている。 事務局(厚労省)は、2012年度から開始する研修における都道府県ごとの募集定員の試算を提出。それによると、東京都では、2012年度分の研修医募集定員(産科・小児科研修プログラム分を除く)は、2011年度分募集定員が1484人(同...