1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 看護師の業務範囲、「特定看護師」を含め3レベルで整理◆Vol.13

看護師の業務範囲、「特定看護師」を含め3レベルで整理◆Vol.13

レポート 2010年12月20日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「チーム医療推進会議」の下部組織である、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」(座長:有賀徹・昭和大学救急医学教授)の第9 回会議が12月20日開催され、「今後の検討に係る論点」について議論された(資料は厚労省のホームページに掲載)。論点に対しては特段の異論は出ず、多少の修正を加えた上で、2011年1月17日に開催される「チーム医療推進会議」に報告する予定。 「今後の検討に係る論点」は、看護師の業務範囲の整理の仕方を示した上で、特定看護師(仮称)の業務範囲等を提示、さらに「特定看護師(仮称)養成調査試行事業」の今後のあり方に言及する形になっている。 看護師の業務範囲は、「看護業務実態調査」(『医師の方が「看護師の業務拡大」に積極的』を参照)で調査した203項目の「特定の医行為」のうち、「今後、看護師が実施可能」とされたものについて、(1)大学院修士課程等において一定の系統的な教育・研修を受けた看護師が実施すべき業務・行為群、(2)医療現場等で一定のトレーニングを積み重ねた看護師が実施すべき業務・行為群、(3)現行の看護教育等で対応可能であり、看護師...