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医療ツーリズムに「県庁等から具体的な動きあり」、21都道府県

レポート 2010年12月24日 (金)  村山みのり(m3.com編集部)

12月22日の日本医師会定例記者会見で、中川俊男・副会長は、外務省が12 月17 日に「医療滞在ビザ」を2011年1 月から創設すると発表したことを受け、同ビザの問題点について見解を発表した。「医療滞在ビザ」の設置は、今年6 月の「新成長戦略」等において閣議決定されており、外務省の発表はこの具体的内容を示したもの。 外務省の発表内容は次の通り(詳細は同省のホームページを参照)。「これまでも治療目的で来日する外国人は短期滞在ビザで入国して治療を受けることが可能だったが、この『医療滞在ビザ』は、人道的観点も踏まえ、治療等で来日を希望する外国人にとって一層利用しやすいものとなる。具体的には、高度医療から人間ドックまで各種医療サービス等を受けることを目的として、必要に応じ家族や付添も同伴して最大6カ月間続けて日本に滞在できるようになり、特に1 回の滞在期間が90 日間以内の場合は必要に応じ、最大3 年の有効期間内であれば何回でも来日できるようになる」。 日医が指摘する問題点は、(1)対象者は「一定の経済力を有する者」とされているが、具体的な基準がない、(2)対象医療機関は「すべての病院および診...