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日本人の呼吸器病を軽く - 日本呼吸器学会理事長・永井厚志氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2011年1月5日 (水)  聞き手・まとめ:星良孝(m3.com編集部)

間質性肺疾患の診療指針、新型インフルエンザ対策など課題が目白押し。高齢化進行に伴い呼吸器疾患の重要性が高まると、日本医師会などとも協力。国内外の学会、行政と協力しつつ、「日本人の呼吸器病を軽くしたい」と語る。 さらに、専門医の認定に当たって、技能の判定も大切になる、と将来を見据える。呼吸器領域では研修や教材を充実、診断技術への高いニーズに応えていく。「新たな挑戦の年」と位置付け、日本の診療レベル向上を目指す。(2010年12月16日にインタビュー、計3回の連載)。 「2011年は新たな挑戦の年」と位置付ける永井厚志氏。 ──2011年、日本呼吸器学会は医療界にどう関わっていくことになりますか。 ちょうど本日(2010年12月16日)、日本医師会、日本呼吸器学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、日本結核病学会が共同で記者会見を行うことになっています。それぞれの組織が協力して、呼吸器の問題に取り組むことを合意しまして、2011年の協力について発表するためです。 ──具体的な動きも決まっているのですか。 大きなテーマは、やはり喫煙の抑制で、国の施策でもありますが、これは一番の課題だと思...