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麻酔全例をデータベース化 - 日本麻酔科学会理事長・森田潔氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2011年1月11日 (火)  聞き手・まとめ:星良孝(m3.com編集部)

公益社団法人への衣替えを契機に、麻酔科医療を「国民目線」で改革していく。手術医療の標準化を目指し、麻酔症例のすべてのデータベース化を推進。5年以内に関連施設100%で症例登録する体制を整えていく。 さらに専門医制度を日本で最も早くに整備した学会として専門医レベル向上対策を強化。専門医の認定のあり方についての審議を進行中。今後、厳しい基準の下、実力のある麻酔科医を世に送り出す姿勢だ。(2010年12月22日にインタビュー、計2回の連載) 「会員の行う麻酔すべてをデータベース化したい」と説明する森田潔氏。 ──2011年、麻酔の臨床分野で注目される動きは何でしょうか。 麻酔科医療を、国民の目線で進めようとしています。公益法人改革で、学会は一般社団法人または公益社団法人に衣替えすることになっており、日本麻酔科学会は学会の中ではトップを切って公益社団法人を目指す方向で申請しました。本学会は公益法人化に向けて努力している真っ最中です。 ──「国民の目線」とはどうなるのでしょう? 例えば、麻酔科学会の取り組みを通して、手術医療の標準化に寄与していくことです。麻酔科学会は、日本の学会で最も早く専門医...