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「病院と勤務医の未来をひらく」で提言 - 第28回日本医学会総会会頭・矢崎義雄氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2011年1月12日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

今年4月、第28回日本医学会総会が東京で開催される。メーン・テーマは、「いのちと地球の未来をひらく医学・医療―理解・信頼そして発展」。 19のテーマ別に学術プログラムを構成、様々な特別講演が予定され、閉会講演の演者は、2010年のノーベル化学賞受賞者である、鈴木章・北海道大学名誉教授。医療と社会との接点を重視する観点から、「医療を語る」「医学を語る」という二つのテーマで特別企画が予定しているのも特徴だ。 会頭を務める国立病院機構理事長の矢崎義雄氏に、今総会にかける思いとともに、「医療を語る」の関連で、文部科学省の「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」の委員も務める立場から、医師不足・医学教育の問題についても彫り下げてお聞きした(2011年1月6日にインタビュー。計2回の連載)。 矢崎義雄氏は、「特別企画では、勤務医を取り巻く環境の問題点や解決策などを議論していただく予定」と語る。 ――まず医学会総会が4年に1度、開催される意義についてどうお考えなのかをお聞かせください(総会のホームページはこちら)。 日本の専門領域をカバーする108の学会が所属する日本医学会が4年に一度、開催...