1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「新しい構想」の医学部で医学教育改革を - 第28回日本医学会総会会頭・矢崎義雄氏に聞く◆Vol.2

「新しい構想」の医学部で医学教育改革を - 第28回日本医学会総会会頭・矢崎義雄氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2011年1月17日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――今回の日本医学会総会は、日本内科学会総会と開催時期がずれています。 それが、これまでの総会とは異なる点です。日本内科学会の総合内科認定医の単位は取得できますが、認定内科医は対象外。これは恐らく初めてのケースではないでしょうか。しかし、「勉強する、ためになるから出席する」。それが総会、学術集会の本来の姿でしょう。今回の総会は、学術プログラムも、展示も、相当に工夫し、充実した内容になっています。言い換えれば、今回の総会に出席される方は、「総会に参加して勉強しよう」という純粋な気持ちから出席される方と言えるのではないでしょうか。 「医師だけでなく、コメディカルの方々にも幅広く参加していただきたい」と呼びかける矢崎義雄氏。 ――専門医制の話が出たので、関連でお聞きします。現状の問題点やあるべき姿、さらには今、第三者機関が各学会の専門医・認定医を評価する枠組みなども検討されていますが、この辺りについて、どうお考えでしょうか。 日本専門医認定制・評価認定機構がありますが、これは、あくまで各学会の専門医・認定医制度を前提とする仕組みです。各学会は、学会の加入年限や総会・学術集会への出席なども、専...