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インクレチン関連薬でパラダイムシフト- 日本糖尿病学会理事長・門脇孝氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2011年1月24日 (月)  聞き手・まとめ:伊藤淳(m3.com編集部)

診断基準の改定、新機序薬剤の発売など、昨年、糖尿病分野には大きな動きがあった。増加を続ける糖尿病患者に対して、日本糖尿病学会は2010年に5年間のアクションプラン『DREAMS』をまとめ、多面的に取り組む姿勢を打ち出している。日本糖尿病学会理事長の門脇孝氏は、DREAMSを実現し、日本が『糖尿病征服大国』になることを目指すと語る。門脇氏に2011年の臨床的な動きから専門医の役割まで伺った(2011年1月12日にインタビュー)。 「HbA1cを診断基準に加えた目的は早期診断にある」と語る門脇孝氏。 ――糖尿病分野で2011年、注目の動きを教えてください。 2010年に日本糖尿病学会は5年間のアクションプラン『DREAMS』をまとめています。DREAMSは、「糖尿病の早期診断・早期治療体制の構築(Diagnosis and Care)」、「研究の推進と人材の育成(Research to Cure)」、「エビデンスの構築と普及(Evidence for Optimum Care)」、「国際連携(Alliance for Diabetes)」、「糖尿病予防(Mentoring Program ...