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「医療への市場原理主義導入を断固阻止」、国民医療推進協議会

レポート 2011年2月17日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

国民医療推進協議会は2月16日、第6回総会を開催し、医療への市場原理主義の導入を阻止し、恒久的な国民皆保険制度の堅持を求めるため、「日本の医療を守るための国民運動」の展開ならびに決議を承認し、決議の採択を行った。 同協議会は、日本医師会を中心に、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会、日本病院会など、40の医療関係団体から構成される。2004年に、国民の健康増進・福祉向上を図るため、医療・介護・保険・福祉行政の拡充強化を目指し、積極的な活動を推進することを目的に発足した。これまでに、混合診療の全面解禁反対、患者負担増反対、禁煙推進運動、社会保障費自然増の年2200億円削減への撤廃運動などの活動を行ってきた。 決議の内容は次の通り。「医療に市場原理主義が導入され、営利産業化されれば、わが国の優れた公的医療保険制度は崩壊し、二度と取り戻すことができなくなる。そのため、国民皆保険制度の下、いつでも、どこでも、だれもが公平に受けることができる医療を、これからも守り続けていく」 総会の冒頭、会長を務める原中勝征・日医会長は、次のように挨拶した。 「自由民主党が行ってきた市場原理主義、経済優先...