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チーム医療の実践的事例を提示、推進方策検討WG◆Vol.18

レポート 2011年3月3日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

3月2日、厚生労働省・チーム医療推進方策検討ワーキンググループ(座長:山口徹・虎の門病院長)において「チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集(案)」の検討を行った。同報告書ならびに事例集は、チーム医療推進のための基本的考え方、急性期・救急医療、回復期・慢性期医療、在宅医療など、各ステージにおけるチーム医療の現状と期待される効果・ポイントを解説。加えて、栄養サポートチーム、薬剤師病棟配置、周術期(集中治療)における事例など、28のチーム医療について、目的・効果、関係する職種とチームにおける役割・仕事内容、運営・教育体制、実践医療機関を紹介している。ワーキンググループは、この日の議論ならびに今後提出される意見を踏まえ、16日に開催する次回会議で報告書を取りまとめる予定。 厚労省は、報告書・実践的事例集を参考に、2011年度にチーム医療実証事業を実施する。参加施設数は40箇所程度を想定し、2011年度予算案において、3億6000万円(「特定看護師(仮称)業務試行事業」予算を含む)を要求している。この日の会議では、同事業への参加施設の選定方法に議論が集中。村田善則・医政局医事課長は...