1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「医の求めるもの・法の応えるもの」とは?

「医の求めるもの・法の応えるもの」とは?

レポート 2011年3月8日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

財団法人比較法研究センターの一組織として発足した、「医療と法ネットワーク」が3月5日、第1回フォーラム「医の求めるもの・法の応えるもの」を京都市内で開催した。同ネットワークは2010年9月に発足、比較法研究センター理事長の永田眞三郎氏(関西大学法学部教授)が運営委員長を務め、会員数は現在、医療者、法律関係者など約90人。 事務局長の木下孝彦氏は、ネットワーク設立の趣旨について、「医療と法はそれぞれ専門化、細分化され、解決できない問題も生じている。医と法という、二つの異なる専門領域の対話の場を設け、医療と法が関係する諸問題について解決の糸口が見付け出すことが狙い」と説明。今後、(1)研究会・講演会、フォーラムなどの開催、(2)医療判例研究などの成果物の定期的な提供、(3)メールマガジン(会報)の配信・年報などの発行、(4)研究者、会員相互の交流および協力の促進、(5)調査・研究事業――などに取り組む予定。 フォーラムは、基調講演とパネルディスカッションという形で展開(出席者は文末を参照)。共通していたのは、医事紛争に限らず、遺伝子検査・治療をはじめとする最先端医療、終末期医療や生殖医療な...