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「医行為の一部の他職種への委譲」に声明案採択

レポート 2011年3月7日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

アジア大洋州医師会連合(CMAAO)特別委員会は、3月3、4日、日本医師会館でタスクシフティング(医行為の一部の他の職種への委譲)について情報交換と議論を行い、「タスクシフティングに関するCMAAO声明(東京声明)」案について合意した。同声明は、今年11月に台北で開催される総会に諮り、決議を行う予定。 左から、D.C.Shin・CMAAO特別委員会議長/韓国医師会常任理事、F.Idris・CMAAO会長/インドネシア医師会前会長、Wonchat S.・CMAAO議長/世界医師会会長、O.Kloiber・世界医師会事務総長。 CMAAOの加盟国は、アジア諸国、オーストラリアなど、計18カ国。特別委員会は、アジア地域の医師不足やナースプラクティショナー、チーム医療などについての情報交換を行うとともに、タスクシフティングをどのように解釈すべきか、またCMAAOの各地域における実行の必要性の検討を目的として開催された。 特別委員会委員長を務めるD.C.Shin氏(韓国医師会常任理事)は、「タスクシフティングが正しいものであるかの結論は出ていない。通常、タスクシフティングは、政策により、本来は医...