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緊急メーリングリスト立ち上げ、ICUの応需情報交換

スペシャル企画 2011年3月14日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本集中治療医学会では3月12日から、今回の東北地方太平洋沖地震を踏まえ、ICUの重症患者の応需状況に関する情報把握と提供のための緊急メーリングリストを立ち上げた。 ICUの重症患者の応需情報は、EMIS(広域災害救急医療情報システム)への入力が基本だが、被災地などでは、EMISにアクセスできない施設・部署も想定される。学会の会員同士で、迅速かつ確実に情報を交換するのが目的。震災直後は、DMATの対応が求められるが、今後は重症患者の広域患者搬送および受け入れが必要になってくることを踏まえた対応。 「災害時は、確実な情報を基に、迅速に動くことが求められる。普段から顔が見える者同士でのやり取りで、スムーズな対応を目指す」(日本集中治療医学会理事長の前川剛志氏)。 メーリングリストで情報交換するのは、(1)施設名、(2)担当責任医、(3)ICU受け入れ(血液浄化、人工呼吸可能状況)、(4)ICU医の派遣可能状況など。小児ICU(PICU)の情報も共有。 各種の情報は、EMISや人工透析など関係する学会に適宜提供する。 詳細は、同学会の(ホームページ、および広報資料(PDF:51.2KB)を参...