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「医薬品等の不足はガソリン不足が原因」、原中日医会長

スペシャル企画 2011年3月16日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の原中勝征氏は、3月16日の記者会見で、被災地の現状について、「最初は電気や水道などのライフラインが途絶えていた。最近、顕著になったのが、医薬品、食料、日用品などの不足であり、その原因は輸送方法、ガソリンの不足によることがはっきりしてきた。日医としてすぐ国土交通省をはじめ、各方面に対して、輸送の大切な動脈となる有料道路の再開などをお願いした」とコメントした。 原中氏は働きかけの結果、3月16日の朝からは、常磐自動車道が水戸まで開通するなど、状況は改善しているとし、「少しずつガソリンの不足も解決に向かうのではないかと期待している」と述べ、今後も全国の医師会の協力を仰ぎながら、被災地の方々のために対応していくとした。 日本医師会会長の原中勝征氏は、記者会見の冒頭、「今回の災害は、地震と津波という自然災害に加えて、原発の被害という、非常に複雑で、歴史上、なかった大規模災害」と述べた。 日医副会長の横倉義武氏は、日医の災害医療チームであるJMATについて、「病院団体のほか、日本薬剤師会ともJMATと一緒に活動することになった」と説明。「現地では非常に医薬品が不足している。製薬業界...