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宮城に「医療支援団」を派遣、国立がん研究センター

スペシャル企画 2011年3月17日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

国立がん研究センターは3月17日、東北関東大震災を受け、「医療支援団」と、放射線汚染の検査を行う「スクリーニング支援団」を結成、その第一弾を派遣した。 「医療支援団」のメンバーは計7人で、医師2人、看護師3人、事務職員2人という編成。3月20日までの3泊4日の日程で、国立病院機構仙台医療センターおよび宮城病院を拠点に活動を行う。各種医薬品、カテーテル、注射器や包帯などの医療材料のほか、紙おむつ、粉ミルク、トイレットペーパーなど各種消耗品も準備、レンタカー(トラック)で現地に向かう。 「医療支援団」の出発を見送る、がん研究センター職員(写真提供:国立がん研究センター)。 同センター理事長の嘉山孝正氏は、「ニーズに見合った支援を行わなければ意味がない。活動開始に当たっては、事前に仙台医療センターや宮城病院などにニーズをヒアリングした上で、医薬品・物品などをそろえた」と説明する。医薬品・物品などの費用は約350万円。そのほか、レンタカー代と人件費がかかっている。現地では、被災地の病院の診療支援、避難所や救護所における医療などを行う。「第一弾の活動状況を見て、第二弾以降の派遣のあり方を検討する...