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日医、医薬品を米国横田基地から宮城・岩手に空輸

スペシャル企画 2011年3月19日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会3月19日、日本製薬工業協会の協力を得て、約20の製薬企業から無償提供を受けた医薬品を、宮城県、岩手県、福島県の3県に空輸した。宮城県と岩手県分は計8トントラック分で、米軍横田基地から米軍機で、まず仙台空港、その後、花巻空港に輸送する。福島県分は2トントラック分で、愛知・小牧空港から民間機で、福島空港に運ぶ。その後は、三県の医師会が、現地のトラック協会の協力などを得て、県内各所に輸送する。輸送先は、救護所や医療機関など。19日夜、あるいは20日には、各地の医薬品が届く予定。 宮城・岩手輸送分は、トラック2台に分け、パトカーの誘導で横田基地に向かった。 宮城と岩手の両県の医薬品は、東京都文京区の日医会館に集められた。横田基地へのトラック出発に当たって、日医会長の原中勝征氏は、「こんなにスムーズに医薬品が集まったことに感謝している。いち早く被災地に届けたい」と挨拶した。各企業からの無償提供は、今回輸送分以外にもあり、状況を見て、第二弾の輸送を行うという。 また今回の輸送に当たって協力した、参議院議員の足立信也氏も、挨拶に訪れ、「これまでは司令の窓口が一本化していなかったために、そ...