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JMATに日精協が協力、「心のケアが重要」と横倉日医副会長

スペシャル企画 2011年3月24日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会は3月23日、定例記者会見において、日本精神病院協会から協力の申し出を受け、今後、JMAT(日本医師会災害医療チーム)に、精神科・心療内科を専門とする医師を加えて活動を行うよう準備を進めていることを発表した。横倉義武・副会長は、「被災から10日が過ぎた。今後、心のケアの問題が重要となってくる」と述べた。 JMATは、全国の都道府県医師会において編成されたチームが、1チーム当たり3日から1週間、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の4県で被災地の医療機関や避難所の医療を支援するもの(『「医薬品等の不足はガソリン不足が原因」、原中日医会長』参照)。警察の検視官、歯科医師とも連携して活動に当たっている。横倉氏は、3月22日現在、62チーム(岩手県10チーム、宮城県37チーム、福島県10チーム、茨城県5チーム)が派遣済みまたは派遣中であり、さらに68チームが派遣のできる状況にあると説明。今後の派遣について、「岩手県は、ガソリン不足の問題により、現地から派遣を待つよう要望されていたが、4月1日から増強する予定。他の県については、場所によっては他の地域に住民が移っていることもあるので、それを勘...