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「医療機関への電力供給の交渉に活用も」と今村氏

レポート 2011年3月31日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

今村聡・常任理事 日本医師会は、3月30日の定例記者会見において、「病院における地球温暖化対策自主行動計画」の2010年フォローアップ報告を発表した。2009年度における病院の地球温暖化対策への取り組みについての調査を取りまとめたもの(回答病院数:1397施設〔全病院の24.6%〕、2009年度行動計画参加病院:5680施設〔同76.1%〕)。詳細は日医ホームページ参照。 調査結果によると、2009年度のCO2排出原単位の実績は、前年の2008年度に比べ、1.1%減少。目標年率1.0%減をわずかに下回って達成した。今村聡・常任理事は、数値目標達成の主因について、「エネルギー転換工事の推進等による重油・灯油といった化石エネルギー使用量の削減と、電力消費量の減少が影響したと考えられる」と説明した。なお、CO2排出量全体は、対前年度比3.4% 増加。今村氏は、「病院当たりの病床数や病床当たりの延べ床面積の増加が背景にある」と説明した。 また、今村氏は、この調査結果を、今後の電力不足における節電対策、政府や東京電力への説明資料にも活用したいと言及。「どの程度の規模の病院ではどの程度の重油・灯油...