1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. ヒヤリ・ハット事例報告、医薬品・医療機器等対策部会

ヒヤリ・ハット事例報告、医薬品・医療機器等対策部会

レポート 2011年4月4日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

3月30日、厚生労働省の医薬品・医療機器等対策部会(部会長:外須美夫・九州大学大学院医学研究院教授)は、医薬品・医療機器のヒヤリ・ハット事例の収集結果報告を受け、課題や対策について意見交換を行った。 この日、検討されたのは、日本医療機能評価機構が収集した、2010年1月1日-6月30日に報告された医薬品・医療機器に関する事例と、2009年4月1日-12月31日の薬局ヒヤリ・ハット報告事例。 薬局のヒヤリ・ハット事例のうち、「製造販売業者等による対策が必要または可能と考えられた事例」として、高脂血症治療剤リピディルカプセル100と間違えて同カプセル67を調剤した事例が報告された。カプセル100を調剤する際、カプセル67の箱に記載された包装量「100カプセル」を、有効成分含量の「100mg」と誤認したもの医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、パッケージデザインについて、「視認性などを高めたものに変更が必要」と指摘した。 また、土屋文人・国際医療福祉大学附属病院薬剤統括部長は、後発品の薬剤名称の誤認事例について、「昨年の調査で、1文字違いの薬剤が、まだ1000弱あった。後発品にいまだにブラン...