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制度改革の歩みもストップさせてはならず - 全日本病院協会会長・西澤寛俊氏に聞く

インタビュー 2011年4月15日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

去る3月26日の定期代議員会・総会で、全日本病院協会会長に就任したのが西澤寛俊氏。3期目となる西澤氏は、「大きな制度改革が、次年度はあるだろうと予想している。2011年度はその議論のための重要な時期。制度改革への歩みをストップさせてはいけない」と語ると同時に、東日本大震災への対応の重要性も強調する。西澤氏に会長としての抱負と、全日病としての災害対策への取り組みについてお聞きした(2011年4月13日にインタビュー)。 西澤寛俊氏は、東日本大震災の被災地を視察、各県の事情に応じた支援の必要性を指摘している。 ――定期代議員会・総会は震災から間もない、3月26日の開催でした。 今回、定期代議員会・総会を開催するかどうか、かなりいろいろな意見がありました。「延期すべき」という意見、一方で、「逆にこうした時期だからこそやるべきだ」という声。新年度に入るため、事業計画と予算が認められないと活動しにくいという事情もあります。結局、「暫定的に動くよりは、きちんと決めて動いた方がいいのでは」という意見に加え、「今回の大震災に対して全日病がどう対応していくか、それを議論すべきだ」という声が強く、開催に踏...