特定看護師・業務試行事業、実施施設にヒアリング◆Vol.19
レポート
2011年4月20日 (水)
村山みのり(m3.com編集部)
厚生労働省・チーム医療推進会議(座長:永井良三・東京大学大学院医学研究科教授)は4月18日、2011年度の特定看護師(仮称)・業務試行事業に申請を行った3施設からヒアリングを行い、これらの施設で事業を実施することに同意した。実施施設は、飯塚病院(福岡県)、医療法人小寺会・佐伯中央病院ならびに介護老人保健施設「鶴見の太陽」(大分県)。なお、事業への参加を予定していた国立病院機構北海道がんセンターは、申請を取り下げた。委員からは、事業対象看護師の行った業務についての詳細な記録、十分な指導体制の確保、第三者機関による評価などを求める意見が上った(会議資料は厚労省ホームページ参照)。 会議の下部組織「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」の座長である有賀徹・昭和大学救急医学教授は、4月13日に開催したWGでの議論内容を紹介。委員からは、「いずれの申請施設についても、特定看護師(仮称)業務試行事業・募集要項の指定基準を満たすものと認められる」、「試行事業を実施するに当たっては、どのような安全管理体制が整備されているかだけでなく、実際にどの程度、安全管理体制が機能しているか...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。