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チーム医療の効果・安全性は?実証事業の募集開始◆Vol.22

レポート 2011年6月1日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「チーム医療推進会議」(座長:永井良三・東京大学大学院医学研究科教授)の第7回会議が6月1日開催され、「チーム医療実証事業」の実施が了承された。同会議の「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ」は、「チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集(案)」をまとめており、実証事業ではそれを踏まえ、チーム医療の安全性や効果、さらには普及を目指す。 6月1日から厚労省のホームページで、実証事業の参加施設の募集を開始、6月30日まで受け付ける。7月中旬頃までに対象施設を選定、2011年度末まで実施する。実証事業は、(1)急性期・救急(15施設程度)、(2)回復期・慢性期(15施設程度)、(3)在宅医療(15施設程度)――の三分野で実施。診療所、20~199床、200~399床、400床以上から、それぞれ10施設程度選び、様々な施設規模での実施を目指す。 実証事業への参加は、単独施設でも、複数施設でも可能。厚労省は2011年度の特別枠で予算化しており、1施設当たり320万円、複数施設で実施する場合は490万円をそれぞれ補助する。費用は、事業の実施に必要な報償費、賃金、需用費(消...