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勤務医、11年目以降は「1000万円超」9割◆Vol.1

医師調査 2011年6月6日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

2010年度診療報酬改定では、「病院勤務医の負担軽減」が重要課題の一つとされ、勤務環境・処遇の改善を図るための点数増・新設、算定要件の変更などが行われた。改定から1年強を経た今、それらは実際に勤務医の給与や待遇改善に、どの程度寄与したのか。これを検証するため、m3.comは、調査を実施した(2011年5月19-21日)。回答者は、勤務医であるm3.com医師会員599人(うち、卒後年数1-5年:126人、6-10年:107人、11-20年:132人、21-30年:152人、31年以上:82人。なお、東日本大震災の影響を鑑み、岩手県、宮城県、福島県、茨城県以外に勤務する医師会員のみを対象とした)。質問内容は、現在の年収、2010年度・2011年度における基本給与・各種手当などの増額・増設の有無、現在の給与・処遇における満足度など。 Q.1 現在の年収をお答えください。 卒後年数別に見ると、1-5年の回答者では、「500万円未満」が最も多く、25.4%。一方で、わずかながら「2500万-3000万円未満」との回答もあり、年収のばらつきは、他の卒後年数層に比べて大きかった。卒後6-10年の回...