1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 全医連が体制刷新、法人化、代表も交代

全医連が体制刷新、法人化、代表も交代

レポート 2011年6月13日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

二代目の代表に就任した、中島恒夫氏(長野市の東口病院副院長)。 全国医師連盟は6月12日、記者会見を開き、組織強化のため、一般社団法人化を目指すことを明らかにした。現在は法人格を持たない。今月中に手続きを終え、認可を待つことになる。また2008年6月の設立以来、代表を務めてきた黒川衛氏に代わり、今年度から中島恒夫氏(長野市の東口病院副院長)が代表を務める。黒川氏は執行部として残る。 中島氏は、法人化の理由を、「新代表としての抱負は、全医連の知名度をアップさせ、信頼のある組織として認知してもらうこと。任意団体ではなく、一般社団法人の形態を取ることが、信頼度を上げるためには必要なことだと考えている」と説明。「いつまでも単に勤務医が集まっているだけの団体ではなく」(中島氏)、様々な場で、全医連の会員であることをアピールし、影響力のある団体にしていくとした。現在、会員は約820人、設立当時は740人(『「全国医師連盟」発足への期待と不安』を参照)、その1年後には約820人になったが、以降、増えていない。 さらに、中島氏は、「私と同じ卒後約20年の世代は今、本当に疲弊している。今の医療制度を続け...