被災者健康支援の要望・課題を防災担当相に提言

被災者健康支援連絡協議会は6月14日、「被災者の健康支援等に関わる要望・提言」を取りまとめ、松本龍・防災担当大臣に申し入れを行った。 協議会の代表を務める原中勝征氏（日本医師会会長）は、申し入れ後に開催した記者会見において、「大臣は、協議会の意見を積極的に取り入れ、できることから被災者支援をしていきたいと回答した。我々が被災地の色々な現場を訪れた際、場所により環境が大きく異なっていたことを伝えたところ、それらの情報も取り入れ、隙間のない支援をしていきたいと応じた。被災者の困難について、政府内に相談者ができたことに明るい希望を得た」と語った。 被災者健康支援連絡協議会には、現在32の医療･介護関係団体が参加している。今回の要望・提言は、参加各団体の意見を踏まえ、被災地・被災者における課題について、今後協議会が取り組んでいくことを前提として、必要な諸対策・重要課題を整理・調整したもの。協議会は、今後も被災地の要望・需要などに基づき、要望・提言を行っていく予定。 今回提出した要望・提言は、(1)情報共有のための連携支援システムの構築、(2)被災者の継続的健康管理、(3)被災地の復興へ向けた諸...