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「医療の本質」は家庭医療にあり

インタビュー 2011年6月27日 (月)  聞き手・まとめ:山田留奈(m3.com編集部)

日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会の3学会が合併し、新たに「日本プライマリ・ケア連合学会」となったのは2010年4月のこと。来る7月2日から3日には、札幌で2回目の学術大会が開催される。高齢社会を迎え、医療のあり方が問われている今、地域医療やへき地医療に親和性の高い家庭医/プライマリ・ケア医が果たすべき役割は大きい。第2回学術大会の若き大会長、草場鉄周氏(北海道家庭医療学センター理事長)に、学術大会にかける想いや、今後の家庭医療などについて伺った(2011年6月8日にインタビュー)。 第2回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の他のスライド、記事はこちら ――7月2日より開催される第2回学術大会のテーマ「時と人をつなぎ 今飛躍の時へ」に込められた先生の意図は何でしょうか。 一番のポイントは、「志を同じくする仲間であることを確認し合う場にしたい」ということです。3つの学会が合併した当初は、かたや病院の総合診療部、一方は地域の開業医など、バックグラウンドの違いで試行錯誤していましたが、ちょうど1周年を迎える頃から、「基本的に同一の志向性を持つ仲間である」という...