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医学部新設に向け委員会発足、仙台厚生病院・東北福祉大

レポート 2011年6月28日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

財団法人厚生会仙台厚生病院と東北福祉大学は6月27日、「宮城に新設を目指す医学部の基本構想検討委員会」を発足、第1回会議を開催した。委員長には、元東北大学医学部長の久道茂氏が就任。委員会は外部委員11人、内部委員4人の計15人から成り、宮城県医師会長の伊東潤造氏らが名を連ねる(『医学部新設の検討委員会設置、仙台厚生病院』を参照)。 第1回会議の冒頭で挨拶する、東北福祉大学学長の荻野浩基氏。左は、厚生会理事長の目黒泰一郎氏。 東北福祉大学学長の荻野浩基氏は、会議の冒頭、「本来ならもっと早く委員会を立ち上げる予定だったが、東日本大震災が起きた。ただ、地域に根ざした医師が必要であることが、震災により明らかになった。こうした厳しい時こそ、志を高く持ち取り組む必要がある。臨床第一主義の形で、この宮城に何としても医学部を作りたい」と挨拶、医学部新設に強い意欲を見せた。 久道氏は、全国一律の医師数の議論には意味がなく、地域の実情を踏まえた議論の必要性を指摘、厚生会理事長の目黒泰一郎氏が掲げる「地域医療に貢献する、臨床第一主義の医学部の新設」には理があるとし、「この宮城に新設することにも理がある」と支...