JMAT活動終了、「JMAT2」に移行
レポート
2011年7月14日 (木)
村山みのり(m3.com編集部)
日本医師会は7月13日、定例記者会見において、東日本大震災に伴い被災地に派遣しているJMATについて、「被災地域での保険診療が再開され、一定の区切りがついた」として、7月15日で活動を終了し、今後は「JMAT II」による支援に移行すると発表した。 JMAT IIは、大規模災害発生直後の医療・健康支援を行うJMATが活動を終えた段階以降に、その後の被災地の健康支援を行う。活動内容は、診療支援、心のケア、訪問診療、健康診断活動、予防接種支援、公衆衛生対策、巡回など。医師および医師を含むチーム構成とし、支援人員に対しては、JMATに引き続き、傷害保険等を適用する。 常任理事の石川広己氏は、「阪神・淡路大震災などの経験から、避難所生活の長期化に伴う問題点、特に仮設住宅孤独死、心のケアの必要性等については現時点より十分な配慮を行い、可能な支援を検討する。災害遠隔死などを未然に防ぐことを最大の目標とする」と述べ、同時に、国・県行政への要望事項などについても集約して対応、対策を求めていく考えを示した。 JMATは、7月11日現在、1377チーム(医師2220人、看護師1829人、薬剤師464人、事...
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