新設医学部の基本方針など議論、仙台厚生病院・東北福祉大
レポート
2011年7月25日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
財団法人厚生会仙台厚生病院と東北福祉大学の「宮城に新設を目指す医学部の基本構想検討委員会」の第2回会議が7月25日、開催された。第1回会議は医学部新設に関する総論的な議論だったが(『医学部新設に向け委員会発足、仙台厚生病院・東北福祉大』を参照)、今回は、医学部の基本方針、教育方針、研究方針などについて議論。 医学部基本方針は、「臨床重視」と「地域医療貢献」。さらに会議では、「東北大学をはじめ、幾つかの大学がある、仙台という100万都市で、人的交流を含め、他の大学と連携した形での医学部創設という点も含めるべきという意見が出た」(厚生会理事長の目黒泰一郎氏)。 教育方針としては、「自然を学び、人を学び、医学の蓄積に学び、病める人とその郷土に貢献することに歓びを見いだす医療人の育成」をスローガンとして掲げる。「医療人」としたのは、「将来、看護学部なども合流する可能性も想定されるため」(目黒氏)。入試に当たっては、「東北地方」という地域枠、学費については、「自治医大方式」などの奨学金制度も設ける。さらに、教育水準を確保するために、「入口」としては、大学入試センター試験を活用し、一定水準以上の学...
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