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桜井財務副大臣、「受診時定額負担は絶対阻止」◆Vol.10

レポート 2011年8月4日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

第10回「適切な医療費を考える民主党議員連盟」(会長:柳田稔参議院議員)総会・勉強会が8月4日に開催され、同議連の顧問で、財務副大臣の桜井充氏は、政府・与党社会保障改革検討本部が6月30日の「社会保障・税一体改革成案」で打ち出された受診時定額負担制度を、「なぜ高額療養費制度と受診時定額負担制度がセットになっているのか、全く理解できない。この負担をいったん導入すれば、100円で済む話ではない。将来、500円、1000円と上がっていく可能性がある。国民皆保険制度の根幹を揺るがす制度であり、絶対に阻止すべき」と強い疑念を呈した。 「適切な医療費を考える民主党議員連盟」会長の柳田稔参議院議員(左)と、事務局長の梅村聡参議院議員(右)。 同制度は、高額療養費制度を見直す財源確保のために、初再診時に100円などの定額負担を患者に求める制度。厚生労働省の各種審議会でも問題視する声が相次いでいる(『次期診療報酬改定、「部分改定なら可」、日医』、『社保審・医療保険部会、改革に向けた議論スタート』、『受診時定額負担、中医協でも異論続出』を参照)。 桜井氏は、「保険料率が、協会けんぽに比べて低い健保があるな...