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行政処分で「2週間で診療停止」迫られる - 須田セツ子氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2011年10月4日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

川崎協同病院事件で、延命治療の中止で殺人罪に問われ、最高裁の上告棄却で2009年12月に有罪(懲役1年6カ月、執行猶予3年)が確定した須田セツ子氏に9月29日、医業停止2年の行政処分が決定した。発効は10月13日。 現在は神奈川県横浜市で開業する須田氏は1日約90人の外来患者を診て、在宅医療も手がける日々。行政処分決定を受け、2週間で診療の停止、後継医師への引き継ぎを迫られている。「殺人罪が確定しても、“実害”がない」と語っていたが、“実害”が現実のものとなった(『須田セツ子・元川崎協同病院医師に聞く◆Vol.1』を参照)。 須田氏に行政処分に対する思いなどをお聞きした(2011年10月1日にインタビュー。計2回の連載)。 ――有罪が確定したのは2009年12月。その後、行政から行政処分について、最初に連絡があったのは。 今年の5月13日です。5月18日までに、「報告書」と添付書類を提出するよう神奈川県から通知が来ました。その様式は決まっていて、私の履歴、(殺人罪に問われた)事件の概要、事件当時の就業先(医療機関等)の概要、その他(本人・家族の状況、被害者への補償、医師会の入会および退...