2パターンの特定看護師養成課程を提示◆Vol.24
レポート
2011年10月4日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省の「チーム医療推進会議」の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」(座長:昭和大学病院長の有賀徹氏)の第16回会議が10月3日に開催され、同省は、「2年過程」と「8カ月過程」の二つの特定看護師(仮称)の養成過程のイメージを提示した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 「2年過程」の修了者は、「高度な臨床実践能力の基盤(プライマリケア能力)を生かし、広範な領域で専門的な臨床実践能力を向上させて活躍する」ことを目指す。一方で、「8カ月過程」は、例えば、救急医療、皮膚・排泄ケアなど「特定の領域」の臨床実践能力を生かし、活躍するというイメージだ(厚労省の資料3:PDF:1321KB)。また、「2年過程」もしくは「8カ月過程」修了者に対し、「認証」を行うことを想定している。 さらに、これらの特定看護師(仮称)と、一般の看護師のイメージも提示(厚労省の資料5:PDF:588KBの1ページ)。両者が実際にできる手技等そのものには差はないものの、その行為の実施の可否についての判断などが異なる。おおまかに言えば、特定看護師(仮称)は、事前に作成されたプロトコールに基...
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