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専門医の検討会発足、2012年度末をメドに報告書

レポート 2011年10月14日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」の第1回会議が10月13日開催された。座長には自治医科大学学長の高久史麿氏が、座長代理には国際医療福祉大学大学院長の金澤一郎氏がそれぞれ就任。委員は、日本専門医制評価・認定機構理事長の池田康夫氏、日本医師会常任理事で生涯教育担当の三上裕司氏などのほか、医師、行政、患者代表の立場など、計17人から成る(資料は厚労省のホームページに掲載)。 厚労省医政局長の大谷泰夫氏は、会議の冒頭、「医師の質の向上と偏在の是正の観点から、専門医の在り方について検討していただく。1年半かけて議論し、メドとしては2012年度内に報告書をまとめる。比較的長期にわたるが、専門的観点から議論していただきたい」と挨拶。 (1)求められる専門医像、(2)医師の質の一層の向上、(3)地域医療の安定的確保、(4)その他、が検討事項。今後、月1回程度会議を開催、2012年度内の最終報告の取りまとめに先立ち、2012年夏ごろに中間取りまとめを行い、必要に応じて2013年度概算要求にも反映させる。総合医についても検討する予定。 中間取りまとめでは、専門医制度のあるべき姿について骨子を提...