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受診時定額負担の是非、全国会議員に問う

レポート 2011年10月23日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

「受診時定額負担は国民皆保険を揺るがすものであり、到底受け入れられない」(横倉義武・日医副会長) 「断固反対を貫き通す。免責制ではないとする厚生労働省の説明は納得できない」(羽生田俊・日医副会長) 10月23日に開催された日本医師会の第125回臨時代議員会は、計8のブロック代表質問、計16の個人質問に対し、日医執行部が回答する形で展開された。質問が集中したのが、民主党政権が「社会保障・税一体改革成案」で打ち出した受診時定額負担と2012年度診療報酬改定に関するものだった。 受診時定額負担について、日医幹部は従来の主張通り、反対意見を表明。日医会長の原中勝征氏は、9月23日の国民医療推進会議で、受診時定額負担への反対を満場一致で決議したことを説明(日医のホームページを参照)。(1)都道府県医療推進協議会主催の地域集会の開催・決議採択、(2)地方議員・議会に対し、地方自治法第99 条に則った意見書を国会等に提出するよう要望、(3)12月9日の国民集会「日本の医療を守るための総決起大会」への参加協力依頼――の3点を依頼したとした。 羽生田副会長は、10月22日に全国紙5紙と地方紙6紙に意見広...