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過去最低を更新、大学での研修者、2011年度マッチング最終結果

レポート 2011年10月27日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

医師臨床研修マッチング協議会が10月27日に公表した、2011年度医師臨床研修マッチングの最終結果により、大学病院に研修先が決まった人の割合が過去最低を更新したことが明らかになった。過去最低だった2010年度の47.9%から、0.8ポイント減の47.1%で、一方、臨床研修病院での研修者は52.9%(2010年度の結果は、『過去最低の割合に、大学での研修者、2010年度マッチング最終結果』、『「定員100%充足」の大学は半減』を参照)。 2004年度の必修化前、約7割だった大学病院での研修者は、マッチングの初年度に当たる2003年度(研修開始時期は2004年4月)は58.8%、2004年度52.7%、2005年度48.3%、2006年度48.8%、2007年度49.1%、2008年度49.1%、2009年度49.7%、2010年度47.9%と推移、多少の増減はあるものの、低下の一途をたどっている。 今回のマッチングでは、東日本大震災の影響が懸念されたが、被災三県はいずれも研修者が減少している。減少率が最も多いのは福島県で約2割減(2010年度78人→2011年度61人)、宮城県は約1割減...