被災地3大学、研修医減らす、2011年度マッチング

2011年度医師臨床研修マッチングの最終結果を79の大学病院本院別に見ると、東日本大震災の被災地にある福島県立医科大学（2010年度18人→2011年度14人）、東北大学（同16人→14人）、岩手医科大学（同9人→8人）の3大学のマッチ者数（研修者数）はいずれも減少。都道府県別でも、被災3県は、マッチ者数を減らしており、厳しい結果となった（『過去最低を更新、大学での研修者、2011年度マッチング最終結果』）。 募集定員を100％充足したのは6大学で、2010年度と同じ（2010年度の結果は、『過去最低の割合に、大学での研修者、2010年度マッチング最終結果』、『「定員100％充足」の大学は半減、2010年度マッチング』を参照）。100％充足した大学は、2008年度は10大学、2009年度は13大学で、大学の人気低下が伺える。 定員充足率が90％台は17大学（2009年度21大学）で、以下、80％台9大学（同12大学）、70％台18大学（同7大学）、60％台12大学（同8大学）、50％台6大学（同10大学）、50％未満11大学（同15大学）となっている。 最も多くのマッチ者（研修者）を集...