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次期改定、中小病院の評価も必要 - 中医協新委員・万代恭嗣氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2011年11月15日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

この11月から、新たに中医協の診療側委員に選任されたのが、日本病院会常任理事で、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)院長の万代恭嗣氏。3期6年委員を務めた全国公私病院連盟副会長の邉見公雄氏の後任だ。中医協の議論は2012年度診療報酬改定に向けて本格化する中、万代氏は前回改定の評価や現行の診療報酬の問題点などをどう捉えているのか。2012年度改定に対する考え方も含め、お聞きした(2011年11月10日にインタビュー。計2回の連載) ――最初に、中医協委員の打診があった際、どう受け止められたのでしょうか。 大変な仕事なので、最初は正直言って、「冗談じゃない」と思いました。しかし、「困ります」と返事をしたら、(日本病院会会長の)堺常雄先生から、「今、日本の病院医療は危機に瀕していると思わないのか」と聞かれた。当然そう思っている旨をお答えしたら、「だったら、引き受けてほしい。日病の副会長も皆が賛成している」と堺先生。そこまで言われたら仕方がないと、お引き受けしました。 「2010年度改定により、大病院は設備投資などに回す余裕が出てきた」と見る万代恭嗣氏。 ――先生が中医協委員の候補に上がったの...