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特定看護師、法制化議論で意見割れる◆Vol.26

レポート 2011年11月21日 (月)  京正裕之(m3.com編集部)

厚生労働省のチーム医療推進会議(座長:永井良三・東京大学大学院教授)の第9回会議が11月18日に開かれ、厚労省が提示した「看護師特定能力認証制度骨子(案)」について、制度化することのメリット、デメリットなどを議論したが、各委員の意見は賛否が分かれた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。厚労省は同会議での意見を12月の社会保障審議会医療部会で報告した上で、再度同会議で議論をする方針。 看護師特定能力認証制度骨子(案)は、11月7日に「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」で示されたもの(「厚労省の特定看護師の骨子案、委員から強い疑義も」参照)。ワーキンググループでは厚労省が特定看護師(仮称)を看護師特定能力認証制度として法制化に向けて議論を加速させたことで、賛否が分かれたことを踏まえ、永井座長は、「厚労省の認証制度にするべきという意見と、現場で教育をすれば良いという意見もある」と述べ、論点整理から始めた。 チーム医療推進会議の座長を務める東京大学大学院教授の永井良三氏。 永井座長が示した論点は、(1)看護師特定能力認証制度を法制化することのメリットとデメリット、(2)法...