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専門医の「総合医・家庭医」に質問相次ぐ

レポート 2011年12月2日 (金)  京正裕之(m3.com編集部)

厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」(座長:高久史麿自治医科大学長)の第3回会議が12月1日、開催され、2008年度に厚労省の研究事業で行った「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方に関する研究」の結果や、日本産科婦人科学会、日本救急医学会の専門医制度のヒアリングをした。同研究結果で触れている専門医制度の総合医・家庭医といったいわゆる「かかりつけ医」のあり方に質問と意見が相次いだ。 総合医・家庭医について質問が相次いだ第3回の「専門医の在り方に関する検討会」。 まず専門医・家庭医のあり方に関する研究で、主任研究者を務めた、がん研究会理事の土屋了介氏が、研究結果の概要(「『卒後医学教育認定機構』(仮称)の設立を提言」を参照)を説明。専門病院、一般病院、大学病院、診療所、学会、都道府県、市町村など各種団体の代表者で構成する独立機関を設置し、各学会が策定した専門医のプログラムを認定することなどが柱となっている。その中で、地域医療の現場を支えるためにプライマリ・ケアを担う総合医・家庭医が、専門医として明確に位置付けられることで、各診療科の専門医...