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勤務医と開業医の給与差「アンバランスではない」

レポート 2011年12月16日 (金)  京正裕之(m3.com編集部)

日本医師会の中川俊男副会長は12月14日の定例記者会見で、11月の行政刷新会議の提言型政策仕分けで、勤務医と開業医の収入の平準化を進めるとした結果について、「開業医の精神的ストレス、経営リスクを考えたら収入差はアンバランスとは言えない」と主張した(資料は、日医のホームページに掲載)。これまでは、「勤務医と開業医を比較すべきではない」と訴えてきたが、2012年度診療報酬改定、予算編成に向けた日医の見解として、日医が調査した医師の手取り年収のデータを新たに用いて説明を補完した。 勤務医と開業医の手取り給与を比較し、「アンバランスではない」と主張した日本医師会の中川俊男副会長。 また同日、民主党の「適切な医療費を考える議員連盟」が、診療報酬のネットプラス改定を求めた決議を、輿石東幹事長に提出したことを説明(「診療報酬本体、1%引き下げ案に反対、民主議連」を参照)。中川氏によると、輿石氏は「党の最重要課題として検討したい」と述べたと言い、中川氏は「高く評価し、期待する」とした。 中川氏は12月2日の記者会見でも、提言型政策仕分けで使用された勤務医と開業医の年収比較したデータを批判している(「『...