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2012年度診療報酬改定、プラス0.004%

レポート 2011年12月22日 (木)  京正裕之(m3.com編集部)

2012年度の診療報酬改定率はネットで0.004%増とすることが12月21日、決まった。診療報酬本体は1.379%増、薬価・材料等は1.375%減(薬価1.26%減[薬価ベースで6.0%減]、材料0.12%減)となる。診療報酬本体の改定率の内訳は、医科1.55%、歯科1.70%、調剤0.46%のプラスで、本体は計約5500億円増(資料は、厚労省のホームページに掲載)。2010年度改定で10年ぶりにネットで0.19%プラス(本体1.55%増、薬価・材料等1.36%減)になったのに続き、わずかながらプラスとなった。年明けの中央社会保険医療協議会で、配分をめぐる議論が行われる。 12月22日、午後3時半からの記者会見で、ネットで0.004%増となった診療報酬改定率を「首の皮一枚つながった」と表現した小宮山洋子厚労相。 小宮山洋子厚労相は12月22日の記者会見で、診療報酬改定率について、「厚労省と財務省の見解は大きく隔たっていた。財務省は医師の給料を上げるのはけしからんと言い、私は、産科、小児科、救急、外科など診療科の偏在化を解消するための支援をしたかった。そういう意味で首の皮一枚、髪の毛1本...