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臨床研修後の若手医師、都市部で増加

レポート 2012年1月24日 (火)  京正裕之(m3.com編集部)

厚生労働省の「臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ」(座長:堀田知光・国立病院機構名古屋医療センター院長)の第4回会議が1月23日に開かれ、臨床研修制度が地域医療に与えた影響について議論し、厚労省の事務局が臨床研修制度導入後、医籍登録後3年目以降の医師が、都市部で増加傾向にあることを明らかにした(資料は、厚労省のホームページを参照)。 厚労省が提出した1998年から2010年の「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、医籍登録後6年目までの都道府県別の若手医師数は、臨床研修制度導入後に、都市部の6都府県(東京・神奈川・愛知・京都・大阪・福岡)で増加傾向にあることが分かった。最も増加傾向が高かったのは、医籍登録後3~4年目の医師で、このうち6都府県の医師は2004年に41.9%だったが、2010年には46.7%と4.8ポイント増えた。また、6都府県の医籍登録後5~6年目の医師も、2004年の43.4%から2010年に47.0%に増加。他方、臨床研修中の医籍登録後1~2年の6都府県の医師数は、臨床研修制度の導入前後で変化はなかった。 臨床研修制度が地域医療に与えた影響について関係医療...