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看護師の特定行為、具体化に向けて検討開始◆Vol.28

レポート 2012年1月25日 (水)  京正裕之(m3.com編集部)

厚生労働省の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(座長:有賀徹・昭和大学病院長)の第18回会議が1月24日に開かれ、医師の包括的な指示に基づいて特定看護師(仮称)が行う特定の医療行為(特定行為)を具体的に分類する議論を始めた。しかし、厚労省が提示した分類方法のたたき台をめぐり委員の意見が分かれ、大きな進展はなかった。次回以降も引き続き特定行為の範囲について議論する。 特定看護師(仮称)をめぐっては、チーム医療推進会議や社会保障審議会医療部会で制度化するための看護師特定能力認証制度案を、同ワーキンググループで特定行為をそれぞれ分担して議論する。厚労省医政局看護課は、「今日の会議の意見を基に、たたき台を修正してどの行為が特定行為に当たるのかを進めたい。1月24日から始まった通常国会の会期中に看護師特定能力認証制度の法案を提出することも目指したい」としている。 医師の包括的指示の下、看護師が行う特定行為を分類するための議論が始めた「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」。 同日の会議で、厚労省が特定行為を議論するために提示したたたき台では、特定行為の分類は...